酵素ジュースとGスムージー
先日の益田イベント出展ですが、とてもよく売れました。
準備していったものが綺麗になくなるという、稀に見るよいイベント出展だったように感じます。店を休みにして出展するわけですから「宣伝のために出展する」という意図はほどほどに、やはりきちんと売上の成果を出したい気持ちがあります。
僕は3時間以上に渡ってほぼ休みなくコーヒーを淹れ続けていましたが、お客さんのほとんどが酵素ジュースとグリーンスムージーに興味があったようで3分の2の方はこのどちらかをオーダー。これは東京で出展しているイベントのときも同様で酵素ジュースはどこへ行っても大人気です。江津産のほうれん草やできるだけ安全なりんご、オレンジなどをメインに柑橘系をたっぷり投入。
酵素ジュースは10日前ほどから仕込みました。毎日数回程度空気に触れるようしながらたっぷりとかき混ぜ、手の常在菌が発酵を促すのにいい影響を与えてくれます。発酵が進むと、材料が浮いて泡が目立ち、泡が表面にぶくぶくと見え始め、かき混ぜたときにシュワーっと全体に泡が出るようになると完成です。これを炭酸で割るのですが、本当に美味しくできます。白砂糖はもちろん使わずオーガニックシュガーを使用しています。イベント向けのお手軽価格に設定したこともよかったのかも知れません。
今回のイベントの性質上「食への意識が高い方」が多いのは間違いなく、ということは「よいものをカラダに摂り入れたい」と考えるのは必然で、そういう意味では蔵庭のコンセプトにぴったりでした。
僕もイベント制作をしていますが、今年で6年目に突入し、主催しているVege&Fork Marketがそうであるように「イベントコンセプトと目的」が明確なイベントは客層が非常にしっかりしています。むしろ人数規模は問題ではなく、あくまでも出展側が「商品を届けたい先」にリーチでき、双方のマッチングがなされていることが重要なこともあります。
大きな駅前でやるような、通りがかりの「不特定多数」に向けたものは誰に届けたいのかわかりにくく感じるものもありますが、個人的には「届け先が明確」なものやイベントに魅力を感じます。その意味では今回の「100年ごはん」の上映会イベントは少なくとも僕たちにとっては格好のPRポイントになりました。こういうイベントが島根でもあることがうれしく思います。機会があればまた出展したいと思っています。(そうと決まれば春に向けて蔵庭イベントブースセットを早速DIYしています。)
あまりの人気に蔵庭のカフェでも酵素ジュースを定番メニューにしようと提案するも、望さんは「酵素ジュースはイベント向けだから店ではやらない。」とはっきり言い切ります。そういうならそうなんだなと、黙って頷いた次第です。