紬麦、蔵庭、2017
今年も残すところあとわずかとなりました。スタッフ全員で忘年会です。
今年もおかげさまでカフェの営業を無事に終了することができました。ご来店くださったみなさま、お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。(カフェのみ、2018年3月上旬まで冬季休業となります。※紬麦とは営業日が異なります。)
みなそれなりに忙しく、ゆっくり話をする時間はほとんどありません。その代わりにカフェのスタッフ間では月に一回、各自でおむすびを握り、朝会とでも言える「おむすびミーティング」を開催し、そこで2時間コミュニケーションをとっています。
GoogleやSNSに書かれた-第三者による-蔵庭の評価が僕の元に届きます。(なんという世の中なんだ!)とても喜んでくださっている方がいればそうとは思わなかったお客さんもいます。
いい評価がもらえたら喜ぶわりにそうではない評価が目に入ると「なんでわざわざSNSに悪評残すんだろうね」と都合よく思ったりしてしまうところが僕にはありますが、やっぱりこういう「お客さんがよほど言いたかったネガティブなこと」こそ共有しておこうと思い、そういう話をみんなですることもあります。
開店3年目シーズンに入るとよくも悪くも日常に慣れてくるものです。ネットとはいえ、そういうタイミングでお客さんからもらうコメントは実に的をえていると思いますし、無視できないコメントの方が多いものです。(そういえばVege&Forkでもやはり良し悪し含め、もらうコメントがとても増えたように思います。)
一方で、今年とてもよかったこともありました。Vege&Fork開催で僕らが不在のときでもカフェを営業できたこと。これは大きな一歩だと思っています。来年以降も春と秋にそういうタイミングがやってきたときにはやはりお店を開けておきたいなと思います。「蔵庭は『職場』という感じがまったくしない」と言ってくれたスタッフの発言が嬉しかったりもしました。いいね!って感じです。主体的にやっているという証左だと思います。
言われてみれば僕も島根に来てから「仕事をする」というよりは「空気を吸う」ように働いているような感覚があります。それなりに小忙しく毎日を過ごしていますが「がんばって働いている」なんて近年思ったことがありません。すべて好きなことをやっている感覚だから当たり前です。そして全責任は自分にあるということ。責任とリスクが全部自分だなんて、素晴らしいことだと本当に実感します。責任とリスクを背負うことで手に入るものはとてつもなく大きいものです。
スカイツリーの展望はなかなか圧巻です。僕の仕事といえば昨年に比べはるかに増え、週末も出張が増えているので今シーズンは蔵庭スタッフはほとんどやらなくなりました。それも自然の流れですし、妻とも肯定的に考えています。唯一息子と遊ぶ時間が少なくなっているのが気がかりで、年末からしばらく間東京の家で過ごすのでたっぷり家族で過ごしたいと思います。もちろん仕事で使う機材の投資もして来年もよりよい仕事をしていきたいと思っています。
昨シーズンの冬季休業中は東アジアの旅をしてきましたが、今回は豪州・南東部へと行く予定です。もちろんバケーションですが、来春からはじまる江津市主宰の新規事業に参画することになっていまして、その仕込みも兼ねています。写真や映像をたっぷり用意して蔵オフィスを会場にして企画を考えています。どうぞお楽しみに。
少し早いですが、メリークリスマス!