オープンを終えて

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たった一度しかない、オープン日(=初日)を先週末、蔵庭は気持ち良く滑り出すことができました。

当初から市街地よりも中山間部(あるいは車がなければ行けないようなところ)に強くこだわっていたのは僕ですが、まずは「こんな場所で」地域の方が来てくれるのかという部分で、不安がなかったわけではありません。結果的にはそれなりに忙しく、金土日と予想を超える来客がありました。蔵庭メンバー全員、睡眠不足で日々過ごしていますが、晴れ晴れしさと充実感が疲労を回復させてくれています。やっぱりお店を元気にしてくれるのは誰よりもお客さんですね。

と同時にたくさんの方からのご意見も早速頂戴しています。「看板が目立たないからわかりづらい」「段差が多い」「入口(玄関)がいまいちわからない」「カフェも平日営業して欲しい」「メニューをこうしたらいいのでは?」「席数足りないのでは?」などなど。まずはご意見としてありがたく受け入れさせていただこうと思っています。ただひとつ言えるのは「全てのことはやりながら作っていく」と考えていますし、意外に最終形はないのではないかとも思っています。いずれにしても「もっとこうした方がいい」というイメージは僕の中に十二分にありますのでしばしお待ちくださいませ。

ベーカリーのtsumugiは「待望のパン屋さん」という言葉がぴったりだと客観的に感じました。店主の純子さんの前職の方々がサプライズで来店してくれ、パンが足りなくなることを予想され、様々な配慮をしてくださいました。素敵な仲間の方がいることに驚かされましたし、何よりも独立開業を祝福されているのがよくわかりました。心から応援されているんだなあと感じました。(そういう方と一緒に蔵庭で仕事ができるというのはとても心強いことです。)

カフェの初日は仕込み不足でのデビュー戦でなかなかタフな1日でした。ある種の”洗礼”を受けたような特別な1日でした。気をとり直しての2日目から流れがよくなってきているので、まずは1ヶ月間を目処にオペレーションを整えていきたいところです。こういうのはもう、慣れていくしかないんですよね。カフェ営業日や営業時間、パンが焼ける時間帯などなど「蔵庭のリズム」をお客様に伝えながら、少しづつ進んでいきたいと思っています。

町の子供たちは夏休みに突入しましたね。次は8月のお盆シーズンを想定して計画を立てていこうと思います。