帰省の週末と視察の週末

kuromatsu

こちらは江津・黒松でドローンを使って撮った一枚。サンセットも絶景スポットです。

蔵庭にも帰省客ファミリーの方が目立ちます。夏休みシーズンは休みをとれる方も増えるからだと思いますが、江津視察ツアーと題して県外から江津に学びにくる方もいらっしゃいます。ありがたいことに蔵庭もツアープログラムの中に含んでいただき、先日もまた見学に来てくださった団体様がいらっしゃいました。

「移住・UIターン」「古民家再生と起業」のヒントを求めていらっしゃるご様子で、僕自身も「なぜ、江津に来たのか?」「どういう仕事をしているのか?店舗の運営をどうやっているのか?」「(今日現在)どんな手応えを感じているのか?」は定番のQでして、さすがにテンプレートが出来上がっています。(もう少し捻りたいと思いますが、聞かれる方ははじめてですのでそれでいいのかなと。)一方的に話すというよりは質問形式で聞かれればなんでも答えています。お金の話もとても大切なことだと思います、実際。

都市部から島根西部のド田舎に移り住むのであれば就職というよりは起業あるいは何かしら自分の好きなことをメインに活動したい、というのが本当のところだと思います。求人数でいえば都市部とは比較にならないほど小規模なわけですから、目当ての企業就職を志している方以外で単に「就職」しに来たい人はいないでしょう。

ときには夜をご一緒する機会もあるのですが、BBQをしながら子供や地域の方も交えて過ごす「田舎の夏」は都会ではなかなか感じることができないシチュエーションです。僕はこの夏、すでに何十回BBQをやったかわかりませんが、これも移住先に求めていたライフスタイルのひとつで、さらにいえばこういう時間を過ごすことができるコミュニティがこの町にはあるんですよ、ということが何よりのアピールポイントだと感じます。人は「人」によって安心しますからね。「人」が最強のコンテンツなんですよと。

石見の夏は「雨が多い山陰」とは思えないほど晴れ渡る毎日で、さすがに恵みの雨が恋しくもなります。この数年の日本は猛暑列島、もはや熱帯地方とも言えなくもないほど暑い毎日が続いています。お盆を過ぎて夏の終わりを感じる日の切なさは多くの人が感じるところではありますが、それまでに今年の夏を満喫したいと思います。