きれいになっていく「庭」

お付き合いさせていただいている農家さんが合間をぬって蔵庭の庭をきれいにしてくださっています。

庭掃除まで手が回らないというのは完全な言い訳でして(汗、お客様にも「庭の手入れ大変だね。」と言われます。それはつまるところ、「ちゃんときれいにしてよ!」というメッセージとして受け取っております(笑。

ということで農家さんのおかげで徐々にきれいになってきました。入り口のスロープサイドから裏庭、客席正面など全体にきれいにしてくださり、ほんとうにありがたいです。

曰く「蔵庭に野菜を持ってくるとおいしくしてくれるからおもしろい。」と言いながら「自分が楽しいからやっているだけ。」というこの農家さんの野菜は周囲の飲食店でもとても人気で、使いたいという方がとても増えていると聞きます。創造性が豊かな農家さんなのでこんな野菜ができたらおもしろいのでは、という探究心を持ってらっしゃるんですね。桜江にある畑を見てみたいという問い合わせも多いそうです。蔵庭でもこれからの季節、春野菜や夏野菜でお世話になる予定です。

やっていただいている僕が言うのはおかしな話ですが、受動的にやるのと主体的にやるのとでは疲れ方やパフォーマンスが180度違いますよね。「自分で好きでやっているから全く疲れない」という農家さんの話は大きく頷けます。

好きに使い放題の蔵庭の建物ですが、物件自体は賃貸なので大家さんがいらっしゃいます。(大家さんは春や秋の連休には必ずご家族やご友人で来店してくださいます。ありがたくお付き合いさせていただいています。)

先日お越しいただいた際に聞いたのですが、「47都道府県幸福度ランキング」で島根県は総合ランキングで第6位だそうです。(ちなみに2014年調査の時は14位なので大きくランクアップ。第3位は富山県、第2位は東京都、第1位は福井県とのこと。)

「健康」「文化」「仕事」「生活」「教育」のカテゴリーをもとにした調査結果だそうですが、?と思う部分もありつつ、でもまあそういう結果のようです。

東京出身者からすれば、足りないというものさしで見るとあらゆることが足りないと感じてしまう島根県。ですがそもそも東京はありすぎなくらい色々な意味で満たされているわけです。満たされていないバランスが実はよいバランスなんだと思うのです。

さて。「庭」をきれいにし続けると今度は「蔵」もきれいにしたくなります。庭と蔵のインパクトが気に入って蔵庭と名付けたわけですから、そこをきちんとしていきたいところです。今はただの倉庫としてしか使っていない蔵の活用も考え始め、妄想が膨らみます。とりあえず大掃除を開始しましたが、あったかくなってきたこともあり、野外作業が気持ちいいですね。