盛り付けデザイン学 in 島根

moritsuke

尾道自由大学シマネプロモーションによるコーディネイトと企画、料理家の和田裕子氏、そして「盛り付けデザイナー」飯野登紀子氏を迎えた『島根美食倶楽部と巡る窯元の旅』と題されたイベントに参加してきました。

今月の11日の土曜日は蔵庭のカフェを臨時休業していました。「店主研修のため」とアナウンスさせていただいていましたが、それがこのワークショップイベントです。かねてから望さんが「どうしても参加したいからお店を休みにしたい。」と言っていたイベント。週末営業しかしていない店を休んででも参加したいというのはよほどのことだろうと察しましたし、料理人にとって、またカフェ事業を楽しむ者にとって料理の盛り付けデザインを学ぶ場が島根で開催されるとなればそういう気持ちになるのは必然かも知れません。外へ出て学ばないと成長しないよね、ということでお店はお休みにしました。(その際はご迷惑をおかけしました。)

シマネプロモーションの三浦さんからオファーを受け、僕は映像撮影で参加させていただきました。(とはいえ、イベントに参加するくらい余裕の気持ちでね、と言ってくださりとても楽しく撮影することができました。主催者のみなさんの御心遣いがとても嬉しかったです。)

2日間プログラムでしたが、蔵庭営業のため、初日のみの参加でした。出雲民藝館見学、羽根屋本店でお蕎麦、窯元めぐりは「湯町窯」「袖師窯」「出西窯」の三箇所へ。美しい陶器や器が島根にはたくさんあります。この器たちに思い思いに美味しい料理を盛り付けていく。おいしい食卓は人を笑顔にします。料理も器もデザインの力ってほんとにすごいです。

「フードスタイリング」「フードスタイリスト」という言葉、職業があります。これは文字通り食べ物をスタイリングする(効果的なスタイルにかたちづくる)ということです。本や雑誌、広告や映画やCMなど「きれいな料理の写真」は私たちをうっとりした気分にさせてくれます。かつて工業製品や服飾、髪型などに使われていた「スタイリング」という言葉が今、料理の世界でも使われています。盛り付けデザイナーという職業にも自由な表現活動、好きなこと、得意なことを仕事にするというイメージとクリエイティビティを感じましたし、立派な職業です。

運営側のみなさんも本当に素敵な方たち。島根にある食材や器を改めて見直し、日常の中で使っていく。そうです、普段使いこそが大事なんです。心から気に入った自分にとって特別な食器、いいものを少しだけ使うという暮らし。

少人数制のイベントですが、人気が高いので次回の開催を心待ちにしたいと思っています。

Shot&Edit : Koichiro Toda “Design Science for Styling Dishes(Extra Edition)|Onomichi Freedom University”