まもなくカフェ再開です

ご無沙汰しています。先週から島根に戻っています。

年末から東京の自宅に滞在し、年明け早々アジアの旅に出かけていました。向かった先は主にタイ(バンコク〜チェンマイ)、マレーシア(クアラルンプール)、インド(バルカラ〜ブッタガヤ〜リシケシュ)の3カ国です。

もちろん家族でのバケーショントリップですが、この先僕自身、寒い島根の冬から逃避して南国に移動し、制作仕事をしていきたい思いと、望さんは海外の料理や食材を研究したいという、実にもっともらしい理由(!)をお互いに持っています。既に2018年1月の計画も立て始めています。アジアはたしかに宿も食も日本の3分の1程度で収まりますが、エア代がやはり高いので早めにブッキングしていきたいところです。オーストラリアやニュージーランドもいいですよね。

旅の写真は一部、ここにアップしています。

ストリートが夜間そのまま巨大なパーティタウンと化すタイのバンコク・カオサン地区、映画『プール』のゲストハウス「ほしはなビレッジ」でゆっくり滞在することができたチェンマイ、都市化バブル絶好調のマレーシアはクアラルンプール、アーユルヴェーダを体験できる南インド・バルカラから北インドに移動し、”インドで最も貧しい町”ブッタガヤのゲストハウスでの暮らし、ヨガの聖地として有名なリシケシュと、さすがに一ヶ月もいればいろいろなシーンがありましたし、いわゆるそこに暮らすような旅になりました。(意識せずとも勝手にそうなりますよね。)

旅の目的のひとつでもあった人生初体験のアーユルヴェーダは期待以上の経験となりました。アーユルヴェーダは古代ヒマラヤで誕生した医学で、現存する他の医学よりもずっと前、およそ3,000年前に体系化されたと言われています。文字通り世界最古の医療です。

アーユルヴェーダを日本で聞くとエステっぽいような、スパのような、リラクゼーションのようなものという印象を持っている方も多いと思いますが、実際は国家ライセンスを保持した医師が施述を受ける前に必ず診断をし、適切に処置を施す医療行為そのものです。エステやスパなどとは全く異なるものです。

今回僕はパソコンとカメラで疲れ切った目と頭を徹底的にメンテナンスしてもらうことにしました。全7日間のプログラムです。失礼な言い方ですが、日本のなんちゃってアーユルヴェーダをすっ飛ばして、やはり現地のアーユルヴェーダを体験したかったのが本音です。40代からはもっと健康面に気を使いたいので定期的にメンテナンスを意識して施述を受けようと思います。次はスリランカに行こうと思います。

何事も体験と経験ですね。これぞ利回りのいい、最高の自己投資です。

自分は言うまでもありませんが、親になってはじめて「子どもにもいろいろな体験をさせてあげたい」と思うようになりました。旅はそれを教えてくれます。どこに行くのかはもちろん大事ですが、誰にも邪魔されることもなく、自由で自分だけの時間を過ごす目的が旅にはあると思います。(と言いつつ、納品や締め切りの仕事も並行していましたし、まさかのカメラレンズを落下させて壊してしまいました。笑)スーツケースは絶対に邪魔で45リットルのバックパックのみが一番です。入らないものは現地で調達。ボディは1台、レンズは2本まで。色々学びました。

島根は雨です。それでも春の到来を感じさせてくれます。蔵庭での暮らしは清々しく、旅で少し成長したような(?)息子も元気に保育園に戻っています。お付き合いのある農家さんが庭を綺麗にしてくださいました。本当にありがたいです。今日の写真はこちらの農家さんの野菜です。

風で壊れた看板も直さないとですし(笑、営業再開までに試作と称した臨時オープン日もありますし、奥出雲仕事塾のイベント@蔵庭もあります。(僕もたっぷりお話しさせてもらいます。)春のベジ&フォークの出展申し込みを一週間前にはじめたのですが、ペースがかなり早く既に100件以上の申し込みを頂戴していまして、返信が全く追いつきません(汗。もろもろ締め切りに追われる日々が続きそうです。

こんな風にたまりにたまっている仕事を片付けながら事務所にこもる日々が続いていますが、島根の友人や仕事仲間からは相変わらず楽しい集まりや呼びかけをいただいていまして、今年もエキサイティングな島根の1年がはじまりそうです。

蔵庭の3月9日からのオープンに向けて準備を進めています。